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弘前・青森銀行記念館(旧第五十九銀行本店本館)弘前が誇る明治の洋風建築を訪ねる Former 59th Bank Main Building – Hirosaki’s Meiji-Era Western Architecture

トラベル
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弘前の街歩きで「明治の洋館らしさ」を体感したいなら、青森銀行記念館(旧第五十九銀行本店本館)へ。1904年に銀行本店として建てられた木造2階建ての建物は、ルネサンス風の端正な外観と、和洋の技が溶け合うディテールが魅力です。保存運動により取り壊しを免れ、現在は内部も一般公開。建物そのものが“展示”のように楽しめる、弘前を代表する重要文化財です。

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観光地の概要

旧第五十九銀行本店本館きゅうだいごじゅうくぎんこうほんてんほんかんは、青森県弘前市元長町に位置する歴史的建造物です。もともとは第五十九国立銀行(のちの青森銀行)の本店として建てられ、現在は「青森銀行記念館」として建物の歴史や弘前の金融史に関する展示を行っています。

木造2階建てのルネサンス風建築で、正面から見ると左右均等(シンメトリー)の端正な姿が特徴です。柱などの構造材には青森県産のけやきを、建具には同じく青森県産のひばを使用しており、地元の良質な木材がふんだんに用いられています。

昭和47年(1972年)に建物と棟札が国の重要文化財に指定されました。平成30年度から整備工事が行われ、令和3年(2021年)4月にリニューアルオープン。展示内容が大幅に見直され、建物の歴史や建築的魅力をより分かりやすく紹介する内容に生まれ変わっています。

歴史・由来

この建物が誕生した背景には、一人の棟梁と銀行頭取の深い信頼関係がありました。

設計・施工を手がけたのは、弘前を代表する棟梁・堀江佐吉。当時の第五十九銀行頭取・岩淵惟一から「堀江さん、あんたが気がすむようなものをこしらえてくだされば、よござんしょう」と、建築の一切を任されました。この全面的な信頼を受けた佐吉は、59歳という年齢ながら、それまでに培った和洋すべての技法を注ぎ込み、67,711円という当時としては破格の総工費をかけて完成させました。

昭和40年(1965年)、銀行の新店舗建設に伴い取り壊される予定でしたが、地元住民から強い保存要望が寄せられました。その声に応え、建物は解体されることなく現在地に曳家(建物を移動させる技術)され元の位置から90度回転させて現在地へ移動・保存されることに。

昭和47年(1972年)、明治時代の洋風建築として構造・技術面で優れ、随所に独創的な工夫が見られる建物として、建物と棟札が国の重要文化財に指定されました。

見どころ

外観の美しさ

正面から見た建物は、左右対称の優雅なバランスが印象的。ルネサンス様式を基調としながらも、和の要素が随所に感じられる独特の美しさがあります。特に、繊細な装飾や窓枠のデザインは、写真映えするポイントです。

青森県産の木材

柱に使われているのは青森県産のケヤキ、建具にはヒバが使用されています。木の温もりが感じられる内部空間は、洋風建築でありながらどこか日本的な落ち着きを感じさせます。

和洋折衷の技法

堀江佐吉が得意とした和洋折衷の技術が随所に見られます。西洋建築の様式美と日本の伝統的な建築技術が融合した、まさに職人技の結晶です。

楽しみ方

外観をじっくり眺める

まずは建物の正面に立ち、シンメトリーの美しさを堪能してください。角度を変えて横や斜めからも見ると、立体的な造形の妙が感じられます。写真撮影にもおすすめのスポットです。

内部をゆっくり見学する

内部は一般公開されているので、実際に中に入って明治の空間を体感できます。天井や柱、窓枠など、細部にまで目を配りながら歩くと、職人の技と心意気が伝わってきます。
正面から見るだけでなく、床も天井も至る所に歴史と風格が感じられる作りとなっています、当時の展望台として使われていた三階の搭屋部分は保護と安全性から見学する事ができないのが残念でした。

弘前公園と合わせて観光

弘前公園から徒歩圏内なので、桜の季節や紅葉の時期に合わせて訪れると、より充実した弘前観光になります。周辺には他にも洋風建築が点在しているので、「弘前洋館めぐり」として楽しむのもおすすめです。

アクセス

※開館時間・入館料・休館日は時期によって変更される場合があります。訪問前にサイトで最新情報をご確認ください。

URL 弘前市公式サイト 弘前観光コンベンション協会

所在地 〒036-8198 青森県弘前市元長町26

開館時間 9:30〜16:30

休館日 火曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日〜1月3日
(弘前さくらまつり、弘前ねぷたまつり、弘前城菊と紅葉まつり、弘前城雪灯籠まつり期間中は無休)

入館料 一般・高校生・大学生 200円、小・中学生 100円

まとめ

旧第五十九銀行本店本館は、名棟梁・堀江佐吉が手がけた、弘前を代表する歴史的な洋風建築です。地元住民による保存運動によって取り壊しを免れ、曳家によって現在の場所へ移された経緯からも、地域の人々に大切に守られてきた建物であることがうかがえます。

ルネサンス様式を基調とした端正な外観に加え、青森県産の木材を生かした温かみのある内部空間も見どころです。随所に和洋の建築技術や意匠が取り入れられており、明治時代の職人の高い技術力と、当時の豊かな建築文化を今に伝えています。

弘前市には、弘前城や桜だけでなく、こうした歴史的建造物も大切に保存されています。旧第五十九銀行本店本館を訪れれば、明治時代の建築美を楽しみながら、建物を守り受け継いできた地域の人々の思いにも触れることができます。

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