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洞爺湖で「生きている火山」を学び、歩く——洞爺湖ビジターセンターと金比羅火口災害遺構散策路ガイド

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金比羅火口災害遺構散策路 – 噴火の爪痕をたどる

洞爺湖温泉街のすぐ近くにある金比羅火口災害遺構散策路は、2000年3月の有珠山噴火によってできた火口群と災害の痕跡をそのまま保存した特異な場所です。
噴火や土石流で被災した建物・橋梁などが、教訓の遺構として保存されています。 資料では得られないスケール感や距離感、地形の起伏、流された痕の生々しさを“歩いて”体感できます。 

散策路には、噴火によって被災した「やすらぎの家」(元公衆浴場)や公営住宅の廃墟がそのまま保存されています。特に印象的なのは「木の実橋」の残骸で、土石流によって流された橋の姿は自然災害の猛威を静かに物語っています。

火口の間近まで安全に近づけるコースは約1kmほどで、30分から1時間30分程度で回ることができます。展望台からは洞爺湖の美しい景観も楽しめ、火山の脅威と自然の美しさという対照的な表情を同時に体感できるスポットです。

※散策路は一部は舗装されていますが、砂利や不整地もあり、サンダルやヒールはお勧め出来ません。歩きやすい靴での散策・見学をお勧めします。

散策路情報

  • 場所:北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉 金比羅山麓
  • 散策時間:約30分〜1時間(火口付近までなら1時間30分~)
  • 入場時間は季節によっては入れません、向かう際にはホームページで確認して下さい。
  • 入場料:無料
  • アクセス:洞爺湖温泉バスターミナルから徒歩約15分
  • 公式:洞爺湖ビジターセンター・火山科学館(公式):http://www.toyako-vc.jp/

自然災害を学ぶ旅へ

洞爺湖ビジターセンターと金比羅火口災害遺構散策路は、セットで訪れることで学びと体験が深まります。まずビジターセンターで火山活動の知識を得た後、実際の災害現場を訪れることで、写真や映像では伝わらない噴火の規模や威力を実感することができます。

この地を訪れる際は、単なる観光気分ではなく、日本列島に住む私たちが常に向き合っている自然災害の現実と、それに対する防災・減災の重要性を考える機会として欲しいものです。同時に、自然の猛威に対して冷静に対応し、繰り返される噴火と共存してきた地域の人々の知恵と強さに触れることもできるでしょう。

北海道旅行の際には、美しい景色や温泉を楽しむだけでなく、この貴重な火山災害の学習スポットにも足を運んでみてください。火山と人間の関係について、新たな視点を得ることができるはずです。

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