北海道開拓の玄関口として発展してきた小樽港。その運搬作業の効率化のために造られたのが小樽運河です。緩やかに湾曲した運河は、散策路やガス灯が整備された現在の姿に生まれ変わり、小樽の歴史を感じながらゆったりと揺れるクルーズから眺める港町の物語は、まるで時間旅行を楽しんでる様です。
小樽運河クルーズ
小樽運河は、大正12年に完成した北海道の歴史的遺産です。この運河は、当時の物流の要であり、北海道開拓の玄関口としての役割を果たしました。海岸の沖合を埋め立てて作られたため、緩やかに湾曲したその独特な形状は、他では見られない魅力を持っています。










全長1,140mに及ぶ運河沿いには、散策路には63基のガス灯が設置され、運河沿いの石造倉庫群は当時の姿のまま残されており、レストランなどの商業施設として再利用されています。夕暮れ時には、ガス灯がともるとともに石造倉庫群がライトアップされ、昼間とは違った雰囲気を演出します。
小樽運河クルーズでは、船に乗って運河を巡り、歴史的な建物や倉庫を水上から眺めることができます。歴史的に運河の幅の一部が20m、北部(北運河)は当初のまま40mとなっている事渋沢栄一さんの倉庫など、言われないと分からない、船長の解説を聞きながら、小樽の歴史や文化に触れることができます。
乗船ルート







春には桜が運河に映え、夏は爽やかな海風、秋は紅葉、冬は静かな雪景色と、四季折々の表情も魅力です。
小樽運河クルーズ乗船概要
乗船には予約と当日券がありますが、事前に予約をすることをお勧めします。特に、繁忙期には満席になることもあるため、事前に予約をしておくことで、スムーズに参加することができます。
当日券は満席の場合は販売されません、また一度に乗船できる人数があまり多くはありませんので早目の予約が必須です。
料金(参考情報:2025年3月時点)
- 一般大人:1,800円〜2,000円
- 子供(小学生以下):500円
- ※料金は時期やシーズンによって変動する場合がありますので、事前に公式サイトで確認することをお勧めします。
運航時間
- 日中クルーズとナイトクルーズの二つが主にあります。
- 日中クルーズ:午前11時〜午後5時
- ナイトクルーズ:午後5時半〜午後7時半(シーズンによって異なる)
- 出航時間も複数回ありますので、予約もしくは当日の運行表を確認してください。
注意事項
- 天候や波の状況によって運行が中止となる場合がありますので、事前に運行状況を公式サイトなどで確認してください。
- 出航15分前には乗船場所に到着するようにしてください。
- 安全のため、乗船中は指示に従いライフジャケットを着用してください。
- ライフジャケットは腰に巻くタイプです、妊婦さん等はあらかじめ問い合わせておくと安心です。(個人的予想では腹囲120~130cm位は伸ばせそうです)
- カメラやスマートフォンでの撮影は可能ですが、落下には十分ご注意ください。
その他
- クルーズ中はガイドが小樽運河の歴史や見どころを紹介しますので、耳を傾けてみてください。
- 予約が推奨されますが、空席がある場合は当日券も販売されています。
- 動画ライブ配信は禁止(YouTube等)。
- ペット同伴は出来ません。※盲導犬・介助犬は同乗可能。
- 乗船中は立ち上がっての撮影や移動、また喫煙は出来ません。
- 船にトイレはありません、チケット販売場所にはトイレはあります。
- 最終乗船後はチケット販売所が閉まってる為トイレは出来ません。
- 荷物の預け入れは出来ません。小樽国際インフォメーションセンターがありますが営業時間に注意して下さい。
アクセス等
- 住所:〒047-0007 北海道小樽市港町5−4
- TEL:0134-31-1733
- 公式HP:https://otaru.cc/
- 小樽駅から港方面大通り(中央通り)徒歩約10分
- 駐車場:提携駐車場※割引ありますので駐車券をお持ちになってチケット売り場で提示して下さい。
更なる詳細な情報については、直接公式サイトにお問い合わせください。