冬の日本には、雪吊という風習があります。雪吊とは、木々に雪が積もり重みで枝が折れない様に、竹や藁などで雪の重みを分散させるように作られたものです。
雪吊は、夜にライトアップされると、幻想的な雰囲気を醸し出します。雪の白さとライトの色が織りなすコントラストは、とても美しく、思わず息を呑んでしまうほどです。
石川県の兼六園の雪吊は芸術的な域に達した素晴らしい情景が冬の時期に見られます。
兼六園には徽軫灯籠(ことじとうろう)が有名ですが雪吊との情景は、冬の日本ならではの趣のある風景です。ぜひ、一度は見ていただきたいものです。
※ライトアップの時期はイベント期間中として設定されています、毎日行っている訳では無いのでお越しの際には確認して下さい。
ライトアップされた雪吊のすばらしさ
ライトアップされた雪吊は、昼間とはまた違った美しさを放ちます。雪の白さがより際立ち、ライトの色が雪に映り込む様は、とても幻想的です。
また、ライトアップされた雪吊は、夜空に浮かんでいるようにも見えます。まるで、夢の世界に迷い込んだような感覚を覚えることでしょう。
写真ではまだ雪が無い状態ですが一見の価値はあります。
徽軫灯籠が醸し出す趣のある情景
徽軫灯籠と雪吊はライトアップをより一層引き立ててくれます。
徽軫灯籠と雪吊が霞ヶ池に逆さに反射する情景は心奪われる事でしょう。
雪吊と徽軫灯籠の情景は、秋から冬の石川県ならではの趣のある風景です。雪とライトの輝き、そして徽軫灯籠の灯りが織りなすコントラストは、とても美しく、思わず息を呑んでしまうほどです。
秋・冬の日本ならではの趣のある風景
隣接する金沢城があります、同様に雪の金沢城も綺麗に白塗りされます。
雪が降った時ほど雪吊の美しさが際立つ情景になります、ぜひ、この冬は、雪吊と事時灯篭の情景を楽しんでみてください。きっと、忘れられない思い出になることでしょう。