北海道南西部に位置する洞爺湖周辺は、美しい景観と同時に火山の脅威を身近に感じられる稀有な場所です。2000年3月に起きた有珠山噴火の痕跡が生々しく残る「金比羅火口災害遺構散策路」と、この地域の自然や火山活動について詳しく学べる「洞爺湖ビジターセンター」は、単なる観光地ではなく、自然の力と人間の共生の歴史を体感できる貴重なスポットです。
スポンサーリンク
火山との共生を学ぶ 洞爺湖ビジターセンター
支笏洞爺国立公園の玄関口となる洞爺湖ビジターセンターは、北海道屈指の景勝地である洞爺湖と有珠山の自然を紹介する施設です。館内では、最新の映像技術を用いた火山活動の解説や、地域の動植物の展示により、この地域の自然を深く理解することができます。過去の噴火の歴史や、最新の観測システム、防災への取り組みなどが分かりやすく解説されています。
特に2000年の有珠山噴火については、映像や模型、資料を通じて、噴火のメカニズムから住民避難、復興までの過程を詳しく知ることができます。
火山予知技術の発達により、2000年の噴火では人的被害をゼロに抑えることができた成功事例としても注目されており、防災教育の視点からも重要な施設となっています。
施設情報
- 住所：北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉142-5
- 公式：洞爺湖ビジターセンター・火山科学館（公式）：http://www.toyako-vc.jp/
- 開館時間：9：00〜17：00（4月～9月）・10：00～16：00（10月～3月）（※季節により変動あり）
- 入館料：無料・展示室は有料（展示内容により料金設定あり）
- アクセス：洞爺湖温泉バスターミナルから徒歩約8分
