2019年10月31日。
沖縄の心とも言える首里城正殿が火災により焼失してから、すでに数年の歳月が経ちました。
その姿が消えたあとも、首里城は立ち止まりませんでした。
「ただ復元する」のではなく、「復興のプロセスそのものを見せる」という、かつてない取り組みが始まったのです。今しか見ることのできない“生きている首里城”の姿をご紹介します。




火災前の写真等は「首里城の栄光と復興:琉球王国の歴史を紡ぐシンボル」から確認出来ます。
従来の復元とは違い、現在の首里城では建築の現場そのものを公開しています。
それは単なる工事現場ではなく、伝統技術、沖縄の文化、そして未来への橋渡しを肌で感じられる“学びの場”でもあります。




現地では、以下のようなものが見学できます:
- 再建中の正殿を囲む足場の様子
- 現場で使われる伝統木材と技法
- 大工や職人たちの手仕事
- パネル展示による再建工程の解説













現地には、2019年の火災を伝える記録や焼けた部材の展示も残されています。
悲しみを隠さず伝えること、それも首里城の大切な役割。
現場では「首里城復興募金」の案内もあり、訪れることで支援にもつながります。



今しか見られない首里城へ
首里城の“今”を見られるのは、ほんの限られた数年です。
未来に向けて積み上げられていくこの時間は、火災前の姿とはまた異なる、もうひとつの歴史の断面。
写真を通して、あるいは実際に足を運んで、この過程の証人になってみませんか?
アクセス
- 住所:〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町1−2
- 公式URL:首里城公園
- TEL:098-886-2020
- ルート案内(※公式サイトに接続します)
- 首里城公園 有料エリアチケット(大人:400円・高校生300円・6歳以上160円)WEBチケットはこちらか購入出来ます